バカラ検証

「高校生向け地熱講義」@秋田県立湯沢高等学校 開催報告

2023年11月17日

1.開催日時

2023(令和5)年7月27日(木) 14時00分~15時30分

2.場所

秋田県立湯沢高等学校 2年E組教室

3.主催

JOGMEC

4.参加者

2学年理数科生徒21名

5.開催背景・目的

機構の地熱部門では、2017(平成29)年度より地熱資源開発理解促進活動の一環として、主に小中学生を対象に「地熱特別授業」を実施してきた。しかし現下の地熱事業従事者の不足状況や、再生可能エネルギーに関する盛り上がりを踏まえて、従来の取組をより広範囲に広げ、進路選択を目前に控えた高校生を対象に、2022(令和4)年度より「高校生向け地熱講義」の実施を開始したところである。
今般、機構が定める「地熱モデル地区」の1つである秋田県湯沢市内の高校生を対象に、地域に特有の地熱資源に対してより深い理解を醸成するため、同市外部からの視点を織り交ぜ、機構の業務内容を中心に講義を実施した。

6.講義概要

内容は以下のとおり。地熱事業部の坂口憲司と小田翔太より講義を実施し、さらに2つのテーマについて生徒の皆様にグループワークを行っていただいた。
(1)機構の概要
(2)再生可能エネルギーと地熱発電
(3)機構の地熱資源開発理解促進活動
(4)湯沢市における機構の地熱モデル地区事業
(5)地熱資源開発の進め方
(6)グループワーク①:各再生可能エネルギーのメリットとデメリットを考えてみよう
(7)グループワーク②:地熱発電は2030年までに日本の1年間の総発電電力量の何%まで伸ばすことができそうか予想してみよう
(8)若手職員としての体験談

7.事後コメントシートより

・地域のことについて知るいい機会になりました。地熱発電は発電量などに色々課題はあるものの、湯沢市にとってプラスの面が大きいのではないかと感じました。
・地熱発電を行うには、長い時間がかかる上、コストも高いが、環境や原料の観点からみると日本のエネルギーにとっては重要だと思いました。また、海外情勢に左右される日本だからこそ自国でできる再生可能エネルギー発電が必要ではないかと思いました。難しい面もあるが、安定していて環境にも優しいという大きなメリットがある発電方法だと思うので、これからどんどん広がっていくと嬉しい。
・火力発電などの温室効果ガスの伴う発電に依存し、気候変動が懸念される今、自国の自然資源でそれを改善するための取り組みについて理解を深める事ができ、その取り組み自体のメリット・デメリットについてどう向き合うかも考えることができたのでよかったです。
・地熱発電には多くの時間や周辺の理解、開発などが必要になるということがわかった。特に地域住民との関わりに関して、様々な人がいる中で信頼を築いていくのは時間がかかるが、その信頼関係が崩れてしまうのは一瞬であるという事実を具体的な事例をもとに知ることができてよかった。
・今回の講座はとても良い経験になりました。私たちは今、各班に分かれて課題研究を行っています。私たちの班は太陽光パネルを使った研究に取り組んでいて今回の講座内容を聞いて、より一層課題研究へのモチベーションと共に探究心、追求心が増しました。これからも今回学んだ知識を活用して、課題研究に取り組みたいと思います。
・今回の講座は再生可能エネルギーの長所や短所に触れこれから自分たちがどう向き合っていくべきなのか考えるよい機会になった。資源・エネルギー分野は現在後継者(技術者)不足であることを知り、これからより活発化しなければいけない取り組みなのに大変だと感じた。湯沢市は日本にたった3つしかない地熱モデル地区に選ばれているためこのような人手不足を解消し先頭に立って活躍していく必要があると感じた。地熱発電は地元の人達の理解と協力が必須になるため、この地域に住む私達も地熱の正しい知識を身につける必要あると痛感したと同時に、間違えても地熱によって信頼を失うことのないようにモデルになるような湯沢市を作り上げていくという責任を再確認できるいい機会になった。
・お二人の喋りが上手で楽しかった。ただ話を聞くだけでなく、グループワークや事前課題がって自分で考えたり調べたりできる部分もあったのが良かった。蒸気を利用した地熱染めがとても綺麗な色で驚いた。再生可能エネルギーはよく耳にするがあまり浸透しているイメージが無く、湯沢市が地熱の神に選ばれたような場所だということも初めて知った。小田さんの高校生へのメッセージにもあったように、地熱発電含む再生可能エネルギーについて興味を持ってもらえるように、このような講座が必要なのだと思った。

 

8.写真

9.事後広報

広報ゆざわ「コネクト」2023(令和5)年9月号にて、講義の様子が掲載された。
(関連URL:)

PAGE TOP